エノコログサの仲間 Setaria sp.
![]() エノコログサSetaria virides (L.) Ess. Agrost. ![]() アキノエノコログサSetaria faberi ![]() キンエノコロ(穂)Setaria glauca (L.) Beauv. |
イネ科エノコログサ属の中から、エノコログサ、アキノエノコログサ、キンエノコロ、コツブキンエノコロをまとめて紹介する。
これらはいわゆる「猫じゃらし」で、花序は密生して円柱状になり、一つ一つの小穂に長い刺毛が付くので、動物のしっぽのような毛に包まれた穂ができあがる。 見分けるポイントの一つ目は刺毛の色である。エノコログサ、アキノエノコログサは緑色、時に紫色を帯びることがある。キンエノコロは金色、コツブキンエノコロは褐色。 エノコログサとアキノエノコログサはよく似ているが、一粒の花をよく見ると、花の丸みを帯びている側を覆っているカバーが先端まで覆っているのがエノコログサ、少し短くて中身の先が見えているのがアキノエノコログサである。また、アキノエノコログサの方が穂が長く、先端がたれていることが多いことも見分けるポイントになる。 キンエノコロとコツブキンエノコロは刺毛の色でだいたいの見分けが付くが、コツブキンエノコロの方が穂がより細くて長く、先がたれていることが多い。 |
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![]() アキノエノコログサ(穂) |
![]() エノコログサの巣 |
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