チガヤ Imperata cylindrica (L.) P. Beauv.

 イネ科の多年生草本。国内では北海道から沖縄、小笠原に分布する。
 高さ40〜70cm。春から初夏にかけて、銀白色の柔らかい絹毛をまとった穂をつける。堤防や休耕地などで一面に咲く姿は美しく幻想的。穂は長さ10〜15cm、幅1cm。葉は長さ20〜50cm、幅1cm、平らでややざらつく。
 2変種が知られる。開花期が5月から6月と遅く、茎の節に毛があり、やや乾燥した場所に生えるものをフシゲチガヤ、開花期が4月から5月で無毛、やや湿った場所に生えるものをケナシチガヤと呼ぶことがある。

チガヤの穂。右は「やく」が付いている状態。オレンジ色に見える

チガヤの巣

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