<埼玉県>


確認年 市町村 確認場所 発見物 発見時の状況等 情報のソース
2007
所沢市 湿地 鳥類標識調査の準備でヨシ原を刈り払い中、点在するミヤマシラスゲ群落の中に1個。巣中でもそもそ動く気配がした。近くのミヤマシラスゲとススキ群落にも1個ずつ発見。 カヤネット
2007
入間市 湿地 観察会でススキ群落に新しい巣を発見。例年、観察会で巣を見る場所。 カヤネット
2006 さいたま市 湿地 都市整備機構の宅地開発が予定される。ヨシ群落に接し僅かに残されたススキの小群落に一ヶ所だけ確認。 提供情報
2006 飯能市 湿地 生体、巣 休耕して20年以上経た谷戸のヨシ群落に隣接した小規模なススキ原。成体4体と巣の造りかけと思われる葉を細かく裂いたススキの葉を一ヶ所確認。成体は数年前から確認。素早い動きでススキの葉に居たサビキコリの一種と思われるコメツキムシを捕らえて食べた。ススキ原とヨシ原は山火事防止のため毎年刈り取られている。 提供情報
2005 所沢市 湿地 できるだけ道路は狭くして欲しいという要望にも関わらず、大学は12mの道路を湿地に作り、道路面は3mもの高さです。カヤネズミはこの道路に接する改修水路のススキ(本当に一株生えた狭い場所)に営巣したのです。大学はこの用水路(当初は回復緑地扱い、後に勝手に道路法面に変更)に4本の橋を架けようとして、地元の保護団体や学生から猛反発を食らっています。 カヤネット
2005 飯能市 休耕田、湿地 2ケ所で発見。2002-04年も発見(02年は巣と成体を確認)巣材:ススキ。この湿地は人の出入りが大変多くカヤネズミの繁殖に悪影響を及ぼしていると思われます。 カヤネット
2005 入間市   ススキ群落の中に2個 カヤネット
2004 熊谷市 荒川河川敷 オギ群落内に2個。オギ群落の広さは数100uほど。トダシバ、セイタカアワダチソヒウ、オトコヨモギ、メカルガヤ、オカルガヤの草原に囲まれる。ほとんどがゴルフ場で一部に野鳥公園が整備。 カヤネット
2004 松伏町 江戸川河川敷 オギ群落。タデ類(ホソバノイヌタデ、アキノウナギツカミ、ミゾソバ)がおおく見られた。いずれもオギの葉を利用。毎年1度は草刈りがされている場所。 提供情報
2004 庄和町 江戸川河川敷 オギ群落の中。巣材はオギ。ハンゲショウ、イヌゴマなどの植物もおおく見られた。 提供情報
2004 東松山市 水田 谷戸の段差のある畦上の細長いオギ群落内 提供情報
2004 東松山市 工事現場 水田地帯を埋め立て中のセイタカアワダチソウ群落内のパッチ状のオギの中 提供情報
2004 嵐山町 山腹 道路脇の小さなオギ群落内 提供情報
2004 神川町 休耕田 チガヤ群落内の島状のオギに営巣 提供情報
2004 川越市 河川敷 巣材:ススキ、オギ。2003年も確認。 カヤネット
2004 川島町 休耕田 チガヤ群落内と堤外地の細長いオギ群落。 提供情報
2004 坂戸市   休耕田のススキ 提供情報
2003 所沢市 湿地 巣材:ミヤマシラスゲ。ヤナギが混じるヨシ原 カヤネット
2003 所沢市 草地 巣材:ススキ。回りはカナムグラの藪でススキの株は10株程度。 カヤネット
2003 所沢市 自然草地創出地 巣材:ススキ。4月にススキを移植して造った場所に営巣。 カヤネット
2003 花園町 荒川河川敷 ススキ群落の中。巣材はススキで周りもクズにおおわれた部分があるとはいえススキ原でした。(11月23日に再調査) 提供情報

RDB情報  「改訂 埼玉県レッドデータブック2002(動物編)」(埼玉県, 2002.)では、「準絶滅危惧種」に指定。絶滅危惧種:絶滅の危険性が非常に高く、生息地が限定され、個体群の規模が小さく、生息地の環境の変化で今後さらに危険性が増す種。

<文献>

No. 著者 発行年 タイトル(書名) 雑誌名(書名) ページ 発行
1 斎藤貴・町田和彦. 2005 嵐山町の哺乳類. 嵐山町博物誌調査報告   10 1-11. 嵐山町教育委員会.